香りと美味しさを
凝縮するために
原木露地栽培
露地栽培は、クヌギの原木に種菌を植え付け、収穫まで林内で管理します。
ハウス栽培は年間を通じて収穫ができますが、露地栽培はそういう訳にはいきません。
手間のかかる栽培でつくられた露地ものは、市場ではあまり見かけない貴重なもの。
厳しい気候に耐えて成長するほど、原木から大自然のパワーを吸収し、香りとおいしさが凝縮します。
しいたけ屋平松では、
「ハウス栽培」でなく
「露地栽培」で育てています。
露地栽培
収穫時期が秋から春に限られ、袋かけなどの手間がかかるなど重労働のため、栽培者が少なく、市場ではあまり見かけません。自然環境によって成長が左右されますが、冷たい風や雪に耐えながら成長するしいたけは格別です。
ビニールハウスを利用することで年間を通して収穫できます。水と刺激を与えることによって強制的に発生させます。
12月から3月の中旬までの時期、
しいたけに袋をかけることで、
おおきな肉厚のしいたけができます。
自然の力だけで育てられた露地のしいたけ。
その成長は、自然環境にゆだねられ、天候によって成長も変わります。
冷たい風や雪に耐えながら成長するしいたけは身が締まり、軸は太く、
肉厚で傘の部分が盛り上がったおいしいしいたけになります。
食感の良い肉厚な
しいたけを作るために
原木と菌にこだわる
肉厚で、おいしいしいたけをつくるために、まず考えたことは、原木と種菌をどうするかでした。
原木は主にクヌギの大径木を使用し、種菌は100%菌興118号を使用しています。
しいたけの原木は、おもに三重県産クヌギの大径木を使用しています。
クヌギの大径木を使用することで、おおきく肉厚なしいたけができるからです。
また原木しいたけと、菌床しいたけでは、明らかに原木で育てたしいたけの方が、味が濃く、香りも強く、食感に違いがでます。
種菌の菌輿118号でつくるしいたけは、傘は円形丸山型。柄は太く、傘は厚肉で硬いのが特長です。秋は、ほだ場の最低気温が8℃以下になると自然発生が始まり、冬から春は寒暖の差がおおきくなり、おいしいしいたけが収穫できます。
しいたけの栽培は大きく分けると、「原木栽培」と
「菌床栽培」の2つに分けられます。
原木栽培
「原木露地栽培」は、クヌギなどの原木にしいたけの菌を植え付け、2年ほどかけて原木内の養分と水のみでじっくり育てます。厳しい環境下で育てられるため、味・香りの強い、肉厚なしっかりしたしいたけができます。
「菌床栽培」は、おがくずなどに糠などの栄養分を混ぜて、培地に種菌を接種し3ヶ月ほど育てます。一般に流通しているしいたけのほどんどが菌床栽培です。味・香り・肉質とも、原木栽培よりもソフトなしいたけができます。
安心・安全のために
無農薬栽培
農薬は一切使用しておりませんので、安心してお召し上がり頂けます。
ほか、殺菌・殺虫作業などもおこなっておらず、自然にちかい環境で育てています。
原木の樹皮が外部からの雑菌侵入を守ってくれるため、無農薬で栽培することができます。生産効率のよい菌床しいたけと違い、自然環境に左右されやすい原木栽培しいたけですが、このように安心してお召し上がりいただけるのが最大の特徴です。